4月29日に成田空港から福岡へ飛び立って以来、九州→北陸→北東北というありえない移動をした旅行もこの日が最終日。ホテル泊が続き少々疲れ気味。
朝目覚めてホテルの窓から見た北上川と展勝地の風景。どこのホテルかバレそうだけど。夜には真っ暗で様子がわからなかったけど、北上川に沿ってにきれいに桜並木が続いている。明るいところで眺めても壮観。ちょっとリッチな気分な朝。
朝食を食べてから荷物を預けホテルをチェックアウト。駅前には臨時で案内所が開設されていて、無料のレンタサイクルが用意されていた。私は渡し舟に興味があったので見送り。この無料レンタサイクルはかなり人気だったようで、午後にここに戻ってきた時には全部出払って待たされている人がいた。
駅から歩いて10分程度で船乗り場に到着。すぐそばにパチンコ屋があり、そこに車を置いて渡し舟に乗りに来ていた家族もいた。運行時間は9時~16時半で、大人300円に小児150円。往復割引はない。対岸がすぐそばに見えているので距離的には近い。待ち時間なしですぐに乗れそうだった。
運賃300円を支払ってから、ライフジャケットを着るように言われた。実はライフジャケットを着たのは初めて。思ったより軽くて圧迫感はない。ちゃんと子供用も用意されていた。
背中には「北上市消防団」…。この渡し舟は桜の期間だけの臨時運行なので、ライフジャケットは消防団から借りてきたのだろう。乗客の背中はみな「北上市消防団」になっていた。
船が着くまで手持ち無沙汰だったので、対岸から桜並木を撮ってみた。私は前夜に夜桜見物していたので、桜が満開であることは知っていたが、初めて見た人からは歓声が上がっていた。左手には鯉のぼりも見える。
15分ほど待って現れた渡し舟。いちおう屋根付き。運行ダイヤは決まっておらず、到着し次第積み込んで随時出発するピストン輸送。30人も乗れば一杯になる。積み残しは次回に繰越。
日に焼けたおにいさんが器用にスクリューの向きを変えながら、渡し舟は意図する方向へ進んでいく。船内にかかっていたミュージックはなぜか浜崎あゆみ。ミスマッチだったが、これはおにいさんの好みなんだろう。対岸の船着場にぴったり船を横付けさせた時には拍手しそうになった。
対岸の船着場近くから撮ったもの。桜並木と空と草むら。すぐに桜並木には向かわず、しばらく遠くからこの組合せを楽しんだ。カメラに撮って記録に残すのも結構だが、機械に頼りきらずまずは自分の目で見ることが肝心だと思う。
(北上編まだつづく)
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