有田陶器市は有田焼を集めたものだとばかり思っていたが、波佐見(はさみ)焼や現川(うつつがわ)焼や近隣の焼き物ばかりでなく、美濃焼や瀬戸焼など有田とは全然関係ない遠方の焼き物もあった。価格も100円の茶碗から、人間国宝の作品である何十万円もするものまで幅広く集められていた。焼き物に関しては「何でもアリ」という印象を受けた。
迷品その1。焼酎サーバー3000円ナリ。飲ん兵衛の家には一家に一台あると便利かも。でも、肝心の焼酎の出てくる位置が何かを連想させかなり微妙。
迷品その2。陶器製の湯たんぽ。価格は失念。湯たんぽと言うと金属製のイメージがあるが、陶器製でも保温性はよさそう。でも、密閉性にはちょっと疑問。寝ている最中に栓から水漏れしそうな感じがする。
迷品その3。1400ccもの巨大な急須。最初は一体こんな巨大な急須誰が使うんだろうか??と思ったが、会社で使う用の急須として買おうかどうかかなり迷った一品。
迷品その4。直火ラーメン鍋3800円。ラーメン鍋としてだけではなく、丼として使えることも考慮されているスグレモノ。一人暮らしには重宝しそう。買って帰ろうか迷ったが、結局見送った。
迷品その5。「男の器」。デザインが男向けなのか、サイズが大きめで男向けなのかはよくわからないが…。それとももっと深い意味合いがあったのだろうか?
迷品その6。「安くする」。「そうですか。どんどん安くしてください」と言いたいところ。陶器市では値切り交渉もありで、その駆け引きも楽しめる。関東人はめったに値切ることをしないが…。
迷品その7。おそらく招き猫のイレギュラーなんだろうが、妙に疲れた表情をしている…。今はやりの「癒し系」なんだろうか?
こちらは人間国宝作の30万円の大皿。もっと高いものもあったが、私的には丁寧な絵付けとこの孔雀の図柄が気に入った。もっとも、気に入ってところで買うお金はないけど…。
有田陶器市はひたすら自力で歩かなければならないので足が疲れる。そのせいか、沿道にはこんなありがたいサービスもあった。料金も良心的。
同じく沿道で売っていた当地の郷土食である「ごどうふ」をいただく。豆腐と言う割に箸で引っ張ったらちぎれず伸びた。かかっている液体は醤油にゴマを混ぜて甘く味付けたゴマ醤油。豆乳をにがりで固めたものが豆腐で、葛やでんぷんで固めたものがごどうふだそう。トータルの食感はゴマ豆腐に近い。
(有田陶器市→大移動編へ続く)
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