車内は千葉から社員旅行っぽい団体が大量に乗ってきてソコソコの混雑に。錦糸町から約1時間半で上総湊に到着。ホームには「がこめ汁」のブースがあって、JRの係員っぽい人が配る準備をしていた。
「がこめ汁」の現物。「がこめ」とは「がこめ昆布」とも呼ばれるもので粘りが強い昆布。細かく砕いたものを味噌で溶いてあったが、固まりやすいのでしっかり混ぜて飲むように言われる。カップ上部のお茶っ葉のような物体が「がこめ」。同じ富津市内の食堂で「とろろラーメン」としてラーメンの中に浮かんでいたのを食べたことがあった。味は海の香りがしておいしかったが、錦糸町で買ったネギトロ丼を速攻で食べてしまったことを少々後悔。いいコンビだったのになぁ…。
先頭車側には記念撮影用のボードが用意されていた。菜の花はきれいに咲いていたが桜は6~7分咲きで、あと数日先はもっときれいな感。上総湊は1~2回降りたことがあったが、こんなにきれいな景色が見られるとは思わなかった。
上総湊駅でしばしの春を満喫し、法事の仕度をすべく東京へ戻る。途中の蘇我駅から特急に乗る。海浜幕張に停車してからは東京までノンストップ。いつも必ず海側の席に座るが、この日の自由席は立ち客が出るほどの混雑で、席を確保するだけで精一杯。海が見えない側の席から見た海浜幕張のオフィス街と京葉線209系。
30分ちょっとで東京駅に到着。速いには速いが、京葉線のホームが地下深い不便なところにあるためそれも帳消しになってしまう感。そこで知る人ぞ知る裏技を使うことに。
この写真を撮る直前にデジカメの電池が死亡。やむなく携帯で撮影。京葉地下丸の内口という出口は東京国際フォーラムに直結している。東京国際フォーラムは有楽町駅に隣接している。 この出口から有楽町の改札には歩いて5分程度で着ける。京葉線⇔山手線・京浜東北線の乗り換えをする場合には使利。
また、改札口できっぷを見せて「有楽町へ行きます」と言えば藁半紙のような紙切れが貰え、有楽町駅の改札できっぷを呈示し紙切れを渡すことによって徒歩連絡が認められている。いちいち有楽町からのきっぷを買う必要はない。
京葉地下丸の内口を出て30秒で東京国際フォーラムへ。有楽町駅はこの先。何やらスーツを着た若者がたくさんいたので、入社式が入学式があるのかと思っていたが、どうやら首都大学東京の入学式が行われた模様。それにしても今どきの入学式には親同伴で参加するもんなんだろうか??そんな疑問を感じながら有楽町駅への道を急いだ。
(富津編おしまい)
>大学の入学式
自分の例を普遍化するのは危険ですが、親の方が行きたがりましたね(子どもが心配というより、親自身が参加してみたい)。50前後の世代は大学がメジャーになりはじめた世代ですから、進学が叶わなかった親にとってはまたとない機会なんでしょう。
投稿情報: よこりん | 2010年5 月17日 (月曜日) 08:04
親の世代にはそういう想いもあるのかもしれませんねぇ…。
私のときはばあさんが行きたがりました。当時の総長が世界的に著名な科学者だったこともあり、「ぜひ話を聞きたい」としばらく食い下がられました。講演会じゃないんですけどねぇ…。
投稿情報: 今出川 | 2010年5 月17日 (月曜日) 14:12