途中の金谷では茶畑に桜が咲く春らしい風景が見えた。新幹線では速すぎてこうはいかない。これも在来線の旅の良さの一つ。電車の窓ガラスが汚くて、曇って見えるのが残念なところ。
4ヶ月ぶりの浜松。浜松に行ったのは友人の墓参りのため。死の知らせを聞いて遺族を訪ねたとき以来。駅ナカで花束を買って、コインロッカーに荷物を預け、バスに乗って墓地へ向かう。
バスに乗ること約40分。揺れが激しくて酔いそうになりながら友人の眠る三方原暮園に到着。ここはおそらく徳川家康が武田騎馬隊に敗れた三方ケ原(みかたがはら)の合戦があったところだと思われるが、読みは「みかたはら」。
墓地の桜はちょうど満開。志半ばで夭折した友人に謹んで合掌。浜松駅に戻るのにまた40分バスに揺られるのは気が滅入るので、遠回り承知で列車に乗って帰ることにした。バスで天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)の金指駅へ向かう。
金指駅全景。右側の建物が駅舎。左側はテナント募集中。列車は行ったばかりで1時間先までなかった_| ̄|○ 駅でじっとしていても仕方がないので、駅から徒歩で行けそうな金指関跡へ向かう。
駅から徒歩2分。本当に跡だけだった…。江戸時代に信州や北三河と浜松へ向かう街道があり、そのための関所として設けられたとのこと。近くにある気賀の関所跡はちゃんと建物がある模様。
(続く)
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