いよいよGWが始まった。今回の旅の始まりは「成田エクスプレス」。大船から来た編成と高尾から来た編成を東京駅で連結し、一つの編成になって成田空港へ向かう。30日に休みを取れば7連休になり、29日が実質GW初日。こんなに朝早かったが海外へ旅立つ人で指定席は満席。
東京駅から56分で成田空港駅に到着。「成田エクスプレス」は新型車両への置き換えが進められており、この車両は旧型車両。今年の秋には置き換えが完了し、成田空港には乗入れなくなる予定。
成田から海外に飛び立つわけではなく、成田から国内線に乗るために行った次第。羽田の方が間違いなく近いのだが、一度成田から敢えて国内線に乗ってみたいと思い、わざわざ倍以上の時間をかけて成田空港へ行った。
改札口を出てセキュリティーチェックを抜けてターミナルビルへ。成田空港の片隅にあった国内線の出発案内。9時から17時までで国内線の出発便はこれだけしかない。同一時刻・同一目的地の便は共同運航(コードシェア)便。私が乗る予定の9:25の福岡行も実態はJALだが、エールフランスとの共同運航便。
国内線の出発ターミナルに上がったものの、ANAはあるもののJALのカウンターがどこにもない。案内図を見ても見当たらない。歩いていた係員にJALの国内線のターミナルを聞いたところ、第2ターミナルから出発とのことだった。羽田のJAL出発ターミナルが第1ビルなのですっかり混同していた。
さきほど降りたばかりの成田空港駅から一つとなりの空港第2ビル駅に戻る。偶然にも成田空港駅から発車する一日一本の普通列車。電車の前では降り立った外国人のカップルが自分撮りで記念撮影。日本で最後の記念撮影だろうか??鉄ヲタ的にはもっとマシな車両で記念撮影すればいいのに…と下世話な心配をしてしまう。
普通電車で2分で第2ビル駅に到着。時間に余裕があったので焦りはなかったが、無駄な手間がかかってしまった感。セキュリティチェックでパスポートの呈示を求められた際に固まってしまった。
私:「あの…福岡行きの国内線に乗るんですけど…」
係官:「それでは運転免許証で結構です」
電車に乗って成田空港まで来て、わざわざ国内線に乗る人間なんてそれだけ少ないんだろう。
JALの国内線の出発ターミナルはビルの隅に追いやられていた。ANAより客が少ないようにも見えた。やはり一連の再建騒動により乗客が減っているのかもしれない。いろいろ物申したいことはあるが、JALは一時的に会社規模を縮小して再建を進め、いずれナショナルフラッグの地位を取り戻せるよう頑張って欲しい。
ターミナルビルからブリッジで飛行機に乗るわけではなく、バスに乗って駐機場へ。そこからタラップに上って飛行機に乗る。飛行機は150人乗りのボーイング737。ボンバルディアだったらどうしようかと思ったが、まずは一安心。座席が後ろの方だったので、できるだけ後から乗り込んだ。
(いよいよ九州へ)
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