私が苦労して陣取った無料でソコソコよく見えそうな場所。木落し会場を真横から見るような感じ。左側になだらかな丘のような山があって、そこから木を落とす。線路の向こう側にも桟敷席がある。本当は電車から一番良く見えるが、残念ながら徐行はしてくれない。
4500円の有料観覧席。木落し会場とは川を挟んだ対岸から見ることになる。折りたたみいすが整然と並んでいて立ち見NG、三脚使用NGなので行儀良く見ないといけない。よって、欲張りな人には不向きな感。ちなみに1回の木落しが終わると観客を入れ替える。みな揃いの緑色のはっぴを着ていたが、これは観覧券とセットになったものなんだろうか?
私がこの場所を陣取ったのは10時過ぎだったので、1回目の木落しは終わっていた。矢印の御柱は11時に落とされるもの。直径1mに長さ16mで重さは12tという巨大なモミの大木。賑やかにトランペットが鳴り、野球場で応援しているような感がした。御柱の両脇の赤いはっぴを来た人たちが、綱を引っ張って左右に揺らしていた。
御柱の両端のV字の部分は「めどでこ」と呼ばれ、氏子が多数乗っている。11時に近づくにつれ、山の下から綱で少しずつ御柱を引っ張る。落とす10分前にはこのように半分地面から浮いた状態になる。この状態になってもまだ左右に揺らしていた。
11時を合図に下から綱で引っ張り、ちょうど御柱が浮いたところ。ここが一番盛り上がるところか??落とす間際になると左右に揺らすのは止めていた。
御柱がちょうど接地した状態。めどでこが倒れないよう左右から綱で引っ張っているとはいえ、乗っている人がうまくバランスを保っているのが感心。
あとはひたすら引っ張るのみ。左右のバランスが崩れ、御柱に乗っていた人が振り落とされる。勇壮というかなんとも危険という印象が先立つ。ここ2回は「大きな事故」はなかったものの、過去には死者も出ているそう。この危険さでも有名なのが御柱祭。
無事木落し完了。この間約3分。矢印のところに「救護」という幟が見える。御柱祭は毎回けが人が発生しており、こういった部隊もちゃんと待機して、けが人が出てもすぐに対処できるように落とされる御柱とともに山のふもとに移動していた。
(茅野編続く)
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