試しにコンデジで至近距離から名古屋駅セントラルタワーズと撮ってみたが、背が高すぎて入らない。ちなみに名古屋駅は世界一背の高い駅舎らしい。タワー部分はホテルやオフィスなのでそれを駅舎に含めてしまうのはちょっと無理があるような…。
名古屋~京都は「のぞみ」で36分。指定を取るほどでもないと思い珍しく自由席にしたら、結構な混みっぷり。デッキに立っていた人もいた。博多直通で自由席が3両しかないせいもあるかもしれないが、名古屋から西へ出かける人も思いのほかいたようだ。
京都には時間通り到着。結婚式まで時間があるので、大荷物をコインロッカーに預けて奈良に行くことに。京都から奈良へは奈良線の「みやこ路快速」が日中1時間に2本運転され、45分前後で結んでいる。ただし、観光で奈良に行くなら近鉄電車のほうが本数が多く、沿線から行ける観光地も多いので何かと便利。
奈良線も座席がほとんど埋まるほどの混雑。京都近辺の桜は完全に葉桜。でも、ちょっと山あいに入るとギリギリ見られそうなものもちらほら。タケノコの収穫をやっている竹林もあり、春を感じられる風景。
宇治川を超えて宇治に入る。向かいに見えるのは宇治橋。琵琶湖から流れ出た瀬田川が宇治川となり、桂川・木津川と合流してやがて淀川となり、大阪湾へ流れる。宇治と言えば10円玉の裏のデザインとなっている平等院鳳凰堂だが、以前行ったことがあるので今回はパス。
奈良駅に到着。訪れたのは4年ぶりだったのできれいな高架駅になっていたことに驚き。でも、ところどころはまだ工事中で、通路が狭かったり工事の囲いがあるところありまだ工事中といった感。今はJRグループで「奈良ディスティネーションキャンペーン(奈良DC)」を開催しているので、大阪方面から列車が着くたびに多くの客が降りてきた。
駅前は歩道の整備工事も進められていた。左が高架化された作りかけの新駅舎。右が旧奈良駅舎。宇治の平等院鳳凰堂を模したとされる駅舎は元の位置から約18m移転したところに健在。現在は奈良市観光案内所となっている。
昭和9年に建てられたこの駅舎は高架化の際にいったん取り壊されることが決まっていたが、建築家や市民が保存運動を展開して主要部分の保存にこぎつけた。保存運動が起こっても取り壊しが強行されることが多いが、保存できたのは素晴らしいことだと思う。
奈良DC期間中の6月末までの土曜休日に運転されている新大阪からの直通特急「まほろば」。奈良県にJRの特急列車が走るのは約20年ぶり。土曜の朝に到着する列車にしては乗客が多くなかった。
奈良駅では「せんとくん」がお出迎え。登場当初は物議を醸したが、その騒動が却って認知度を高めた感がある。観光客との記念撮影に応じていて、なかなか列が短くならなかった。現物は初めて見たが、個人的にはやはり微妙。よく見たらガングロだし、人間の頭から角が生えているのはどうしても違和感がある。
この後、別の駅で「趣味の買い物」を済ませ、奈良では特に観光することなく奈良線で元来た道を戻った。奈良がなくなってしまうわけではないので、観光は別の機会に先送り…。秋の正倉院展がターゲットかな。
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