北海道DC記念入場券
来年夏の北海道ディスティネーションキャンペーン(北海道DC)を控え、観光地(広域観光圏)の駅6駅セットの記念入場券を発売しています。その駅を走る列車とDCのキャラクターである「キュンちゃん」がデザインされています。駅と列車の組み合わせは以下です。
- 札幌駅(さっぽろ広域観光圏)…快速「エアポート」
- 登別駅(登別洞爺広域観光圏)…特急「スーパー北斗」
- 函館駅(はこだて観光圏)…特急「スーパー白鳥」
- 釧路駅(釧路湿原・阿寒・摩周広域観光圏)…「くしろ湿原ノロッコ」
- 知床斜里駅(知床観光圏)…快速「しれとこ」
- 富良野駅(富良野・美瑛広域観光圏)…2429D
富良野駅は特急「フラノラベンダーエクスプレス」や快速「ふらの・びえいノロッコ」など観光列車を使うのが順当だろうと思いましたが、なぜか根室線の普通列車である2429Dになっていました…。この列車は滝川~釧路間を9時間かけて走る日本最長距離の普通列車で、私は10年前に全区間乗ったことがあります。当時は知る人ぞ知るといった感でしたが、今ではちょっとした名物になっているようです。でも、なぜ観光列車にしなかったのかはやはり奇異な印象があります。
これがその実物です。この入場券は6駅以外でも発売されていて、私は札幌近郊の某特急停車駅で購入しました。渡された入場券を見て何かヘンだと思いました。「これはどこに日付を入れるんだ??」。普通は券面の左側に日付(ダッチング)を入れるはずですが、左側には図柄がかかっています。かといって右側には日付を入れられるほどの余白はありません。
(裏面)
しかも裏面を見てみたらご丁寧にダッチングが入れてありました。これにはちょっと焦りました。最初から「○○駅」という文字と図柄の左右が逆だったらこんな気色の悪いことにならないで済むんですが、そういうことを知らない人がデザインしたのかもしれません。単なる印刷物としてならともかく、きっぷとしてのデザインがおかしいように感じました。
この入場券セットには台紙が付いていたんですが、大きすぎてスキャンできなかったので割愛します。「キュンちゃん」は小心者ゆえかぶり物をして変装しているという設定だそうです。いわゆるいま流行りの「ゆるキャラ」ですね。個人的には山梨の「モモずきん」や長野の「アルクマ」のようにDC限定キャラクターから当地の観光キャラクターに「昇格」するか注目しています。
最近運行トラブルで汚点続きのJR北海道ですが、何とか態勢を立て直して無事DCを迎えてもらいたいものです。
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