伊達な旅仙台・宮城号
◆種別:快速
◆区間:盛岡~仙台
昨年の「仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン」(仙台・宮城DC)の一環で昨年の11月下旬に盛岡~仙台間で運転された快速列車です。「伊達な」という形容動詞は「派手な」という意味で使われることが多いですが、派生して「粋な」という意味を含むことがあります。この列車の場合は後者の使われ方でしょう。
(仙台駅)
車両はJR東日本盛岡運輸区所属の”Kenii”でした。盛岡地区での運用が主体ですが、仙台地区へ顔を出すこともさほど珍しくありません。”Kenii”は平成4年にキハ28・58系を改造したジョイフルトレインですが、だいぶ老朽化が進んだ印象はあります。かつては盛岡で一大勢力を誇ったキハ28・58系は次々と新型車に駆逐され、この”Kenii”で残る3両のみとなってしまいました。
3両編成のうち展望車両の前後2両が指定席でした。指定を取るのに難儀しましたが、実際に乗ってみるとガラガラで、残念ながら指定券コレクターに荒らされた結果なのかなと解釈しました。反面、自由席は半分ほど埋まっていました。一ノ関以北と仙台が乗り換えなしで直通できる列車としての需要があったのかもしれません。今年はDCは開催されていませんが、11月21~23日に同区間で快速「伊達な旅」号が運転されていました。去年と同じ”Kenii”で運転されたようです。
毎度ながら指定席券の記念購入には困ったものですね。百歩譲って旅客流動を考慮した上で利用者の少ない末端の1区間のみを購入するとか、発車間際で空席が充分にある場合のみ購入するとか少しは本当に乗りたい人の事を考えて欲しいものです。
また、複数の指定席券を用意し乗車証明書を複数枚貰う行為については配布担当者も毅然とした態度で対応して欲しいと思います。
投稿情報: マルス2号 | 2009/12/26 00:39
私は指定券は「使ってナンボ」だと思います。乗らない指定券を「趣味購入」することにどうも違和感があります。
乗車証明書の配布はJR東日本の一部支社では指定券以外にも人数や乗車券を確認して座席までチェックしてかなりきっちりやっているところもありますが、直接損失が及ぶわけではないのでだいたいは緩めですね。
きっちりやると手間なので「だったら最初から止めてしまおう」という流れになってしまう感があります。私は別にあってもなくてもいいんですが…。
投稿情報: 今出川@新潟 | 2009/12/27 00:34
おはようございます。久しぶりにコメントします。
JRに知り合いの社員が居て時折指定席券の趣味購入は話題になるんですが、阻止しようと努力しているみたいですけど、購入時に聞くわけにもいきませんし聞いたとしても善良な客に不快感を与えてしまうので難しい課題になっているみたいです。不快感を与えるのはサービス業の宿命ですからね。いい方法は気にしないのが一番なのかもしれません。
投稿情報: おく | 2009/12/27 10:55
「趣味購入」といっても小児で一区間だけ買うあからさまなものから、大人で全区間キッチリ買うものもあります。前者はともかく、後者を窓口で阻止するのは不可能でしょうね。それに今では「指定席券売機」で大概の指定券は買えてしまいます。
私は1ヶ月前に全席発売せずに、期日を決めて2~3回に分けて少しずつ発売すれば、少しは乗りたい人にも行き渡りやすくなると思うんですが…。
投稿情報: 今出川 | 2009/12/28 01:16