エクスプレス早特+グリーン特典
首都圏~名古屋・京都・新大阪・新神戸間の「ひかり」全列車と6時台発「のぞみ」に適用された「エクスプレス早特」とエクスプレス予約会員特典のグリーン特典を組み合わせたものです。あまり知られていませんが併用することができます。言わば合わせ技です。
きっぷの上に「エクスプレス早特(G特典)」と印字され、内訳のグリーン料金部分が0円になっています。これに京都市内→横浜市内の無割引乗車券代7670円を加算した額11160円が発売額でした。ちなみに京都~新横浜のグリーン車用の「エクスプレス早特」の発売額は13160円でした。
この場合は「のぞみ」利用できる1000ポイントを使って、2000円だけ安く利用したことになります。1000ポイントは以前やったように使うと7440円相当に利用できます。今回の使い方が損か得かは言うまでもないと思います。
山陽新幹線へのEX-ICカード導入に伴って、「エクスプレス早特」は8月28日予約分で発売終了し、「IC早特」に衣替えとなりました。それを知って損を承知で「エクスプレス早特」+グリーン特典のきっぷがどうなるか試してみた次第です。
「エクスプレス早特」は前もってきっぷに引き換えておけば誰でも利用できましたが、「IC早特」はEX-ICカードを本人が持参して乗るという前提からカード名義人本人以外の利用ができません。さらに特定都区市内制度からも除外され、新幹線乗車駅までと新幹線下車駅からの運賃が必要となります。「IC早特」と「エクスプレス早特」の値段は変わっていないので、既存区間については私は改悪だと思っています。
一方で「IC早特」には東京~岡山・広島・博多や名古屋~新山口・博多など、これまでの「エクスプレス早特」には設定されていなかった区間が追加されました。東海道~山陽にまたがる区間が増えて航空便を意識したと思われる設定になっています。
「IC早特」は設定の無かった長距離で一見得なように思われますが、往復でしたら確実に得がありません。結局未だ、ICでは一度も乗ったことがありません。
せめて市内制度だけでも適用して欲しいものですね。
投稿情報: つの | 2009/09/30 23:39
本記事とはあまり関係のないタレコミですが…。
今日、池袋駅に「指定席券売機限定・山手線パス」のポスターが貼ってありました。指定席券売機限定といえば、中央線の特急料金回数券の前例がありますが、脱窓口戦略としてこういった例が増えていくのでしょうか。
投稿情報: よこりん | 2009/10/01 14:55
>つのさん
首都圏からだと「のぞみ早特きっぷ」すら発売がないので、IC早特ができただけでも選択肢が増えてありがたいです。往復用のIC早特があればいいんですけど、それをICカードで実現するのが技術的に難しいんじゃないかと推測しています。
>よこりんさん
「山手線パス」のタレコミありがとうございます。早速今日の仕事帰りに使ってきました。普段、漫然と駅を利用しているので気づきませんでした。
「中央線料金回数券」は「かいじ料金回数券」を吸収して設定区間を増やしたようです。「あずさ」「かいじ」問わず利用できるようになり便利になった反面、指定席券売機のみでの限定発売というのは相変わらずのようです。JR東日本完結のトクトクきっぷではこれからもこういうきっぷが出てきそうな感じですね。
投稿情報: 今出川 | 2009/10/03 16:08
大人の休日倶楽部会員用ホリデーパスも指定席券売機のみ1000円の激安価格で発売されました。
ただ機械の操作に不慣れな会員も多いうえ、フリーエリア内の全ての駅に指定席券売機が設置されていないため不公平感を拭えない気がしました。
投稿情報: マルス2号 | 2009/10/05 21:12