お座敷東金号
◆種別:快速
◆区間:両国→東金
4月に入り花見や歓迎会等の宴会シーズンに突入といった感です。会社に入ったばかりの頃は何かに理由を付けて毎日のように飲み会がありました(酒が飲めない私にはちょっと苦痛でした…)。飲みすぎにはくれぐれも気をつけたいものです。
ところで、昨年末の忘年会シーズンの主に木・金曜日に両国~成東間(外房・東金線経由)で快速「お座敷東金」号が運転されました。ただし、単なる行楽列車ではありません。
- 発車は19:30で、運転は片道のみ
- その名のとおり、お座敷電車「ニューなのはな」を投入
- 両国駅には発車の約1時間前から入線し、早めの乗車も可能
- 駅では臨時の売店を開設し、酒やツマミ・おでんを販売
- 車内販売もあり
まさに「宴会列車」です。たぶんこの企画を考えた担当者の「あったらいいな」という妄想(?)を全部実現したらこういう形になったんだろうなと感じました。団体向けに使われることが多い「ニューなのはな」の平日の稼働率はさほど良くないでしょうから、車両の有効利用にもなったでしょう。
NHKの全国ニュースでもこの列車の状況が放映されました。最初はあまり興味がありませんでしたが、それを見て乗ってみたいと感じました。でも、列車の趣旨からして仕事帰りにいつものヲタ活動と同様一人で乗るのは「寒い」と感じました。そこで趣旨を話して職場関係者で巻き添えを募ってみたところ、見事3人も引っかかってくれました(爆)
テレビで「指定は残りわずか」と紹介されたぐらいなので取れるかどうか心配でしたが、あっさり1ボックス(4枚)取れました。単独のヲタ活動であれば終点まで乗ったんですが、団体行動で翌日は普通に仕事だったので途中の外房線・鎌取駅で引き返すことにしました。
両国駅はかつては房総方面の優等列車の始発駅でした。現在総武緩行線で使用されている1・2番線の他に優等列車用に3~5番線がありました。JR化されてほどなくして、優等列車の発着がなくなり4・5番線はなくなりました。現在も残る3番線からは1日1本の新聞輸送列車が発着するのみです。
「お座敷東金」号はその3番線から発車しました。ほとんど使われていないので、1時間前に入線しても差し支えなかったというわけです。3番線へ乗り換える通路で「お座敷東金」のグリーン券の有無を確認されたので、両国駅のスタンパーが押されています。右の写真は両国駅3番線で撮影したものです。柵の右側にうっすらと国技館の屋根が写っているのがわかるでしょうか?
車内は2~4人のグループ客がほとんどでしたが、単独行動のヲタも少々いました。また、通勤列車代わりに乗っていたオッサンも見受けられました。乗車率は木曜ということもあって6割程度でした、。
私の集団は予め職場近くのスーパーで酒や食料品を買い込み、発車の50分前に乗り込みました。発車前に酒がなくなりましたが、車内販売で補給できました。併走する総武緩行線の乗客からの好奇と羨望のまなざしが気になりましたが、発車してから目的地まではあっという間の感じで非日常的な飲み会を楽しめました。巻き添えにした職場関係者でも好評のうちに終わりました。
夏はビアガーデン列車としてやってみたら面白いと思うんですが、いかがなものでしょうか?
コメント
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