1列車
JRで車掌から乗車券類を購入すると、こんな↓感じのオレンジ色のレシートのようなきっぷが出てきます。JR初期までは手書きや穴あけパンチで発行していたものですが、現在はJR6社でこのようなきっぷです。感熱紙ゆえ保存性は期待できないので私は基本的に収集対象としていませんが、各社でフォントや様式が微妙に異なっていて、真面目に集めたら案外面白いかもしれません。
区間からわかるかもしれませんが、このきっぷは寝台特急「富士」の車内で乗り越し精算したものです。「大分車掌センタ」の右に”1”という数字は列車番号です。列車番号は数字の後ろに電車だったら”M”、気動車だったら”D”、東海道・山陽新幹線なら”A”という具合にアルファベットが付きますが、客車列車はアルファベットは付かず「1列車」もしくは「1レ」と表記されます。時刻表には「1」とだけ表記されています。
下り「富士」は全区間で「1列車」を名乗ります。「はやぶさ」は「富士」と併結される東京~門司間は同じく「1列車」ですが、分割して運転される門司~熊本間は「41列車」となります。まもなく廃止になる「1列車」の痕跡を残してみたくて敢えて車内でレシート券を購入してみました。
オマケでこの時に私が撮影した東京駅発車時の動画を付けてみます。さほど新しくないコンパクトデジカメの動画機能で撮影したものなので画質が荒く雑音も入りますが、沿線の夜景とともに「これから旅に出るぞ」という雰囲気は出ていると思います。
キラキラ輝く丸の内のオフィス街や東京タワー、田町車両センターに停泊する「サンライズエクスプレス」も見えます。あと、東京駅で列車を追いかけているアホな高校生2人にも注目です。再生すると音が出ますので周囲にご注意ください。
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