バレンタイン記念フリーきっぷ
今日はいわずと知れたあの日です。縁のある人もない人もいるでしょうが…。私の手持ちの中でこんなキワモノがありました。
見てのとおりです。毎年の恒例行事なので「記念」するほどのこともないような気がしますが…。女性がチョコレートの代わりにこのきっぷを男性にプレゼントしたんでしょうか??私ならありがたく有効利用させていただきますが(爆)でも、今流行りの「逆チョコ」で同じことをやったらかなりの高確率でふられると思います。
日付も鋏も入っていないので未使用かと思います。確か専用のチケット袋か台紙があったはずですが、あいにく行方不明になってしまいました…。平成元年と言うと国鉄がJRに民営化されて間がなく、あの手この手で増収策を練っていた時期だと思います。
1日限りで「金沢支社内全線」フリーと言うと、現在発売されている「北陸おでかけパス」が思い浮かびます。赤字の部分が「北陸おでかけパス」とのフリーエリアの違いです。
【フリー区間】
- 北陸線…新疋田~谷浜
- 小浜線…敦賀~青郷
- 越美北線…越前花堂~九頭竜湖(全線)
- 七尾線…津幡~輪島(全線)
- 城端線…高岡~城端(全線)
- 氷見線…高岡~氷見(全線)
- 高山線…富山~猪谷
- 大糸線…糸魚川~中土
- 富山港線…富山~岩瀬浜(全線)
北陸線のフリーエリアが若干狭く、滋賀県では使えません。七尾線の末端区間(和倉温泉~輪島)は平成3年9月にのと鉄道に移管された後、穴水以北は平成13年3月で廃線になっています。また、富山港線は平成18年2月でJR線としての営業は終了し、富山ライトレールに移管されています。
「北陸おでかけパス」は快速・普通列車しか使えませんが、このきっぷは料金券を買い足せば特急・急行列車も利用できました。それでいて発売額も500円安いですから、期間限定とはいえフリーきっぷとしての使い勝手はかなりいいと思います。
【補足:09.05.04】
久しぶりに家の大掃除をしていたらチケット袋が見つかりました。キャッチコピーが素敵すぎます(爆)
随分懐かしいネタですね(^^)
民営化直後のJR西日本金沢支社は、「年末年始フリー」や「サマーフリー」等、この手のフリーきっぷは割と頻繁に出してた記憶がありますよ。
この切符と新疋田大阪間の乗車券を併用して、富山から雷鳥号利用した事もありました。
投稿情報: いっき〜 | 2009/02/14 05:20
ご無沙汰しております。
国鉄末期の頃だったと思いますが、水戸局で本当に台紙に切符とチョコをくっつけた記念切符が発売され、切符の有効期限だけでなくチョコの賞味期限も書かれていたキワモノだったように記憶しております。
投稿情報: 菅沼天虎 | 2009/02/15 00:29
>いっき〜さん
結構多かったのかもしれませんが、特急利用可ならそういった使い方もありですね。JRの方としては想定外だと思いますが…。
「北陸おでかけパス」はそのへんの教訓を活かして普通列車のみにしたのかもしれません。
>菅沼天虎さん
国鉄末期の増収策の一環としても、チョコレート付きのきっぷとはキワモノですね。賞味期限付きというのが妙に笑えます。
投稿情報: 今出川@山口 | 2009/02/15 20:29