アサヒガワ
昭和62年10月に日本旅行旭川支店で発行された特定特急券です。この時は既にJRに民営化されていますが、きっぷの左上には「国鉄」とあり地紋も国鉄のままです。
函館線終点の旭川駅はこの当時「あさひがわ」駅を名乗っていました。住所の北海道旭川市の読みは「あさひかわ」で、発売箇所の旭川はちゃんと「アサヒカワ」となっています。明治31年の開業時は「あさひかわ」で、明治38年に「あさひがわ」に変更されています。どういった経緯でそうなったのか不明ですが駅名は長らく「あさひがわ」のままでした。昭和63年3月に市名と同じ読みの「あさひかわ」に改称されています。
昔のマルス券は限られた文字しか漢字表記ができず、駅名や列車名がカタカナになっていました。「あさひかわ」も「あさひがわ」も漢字で書いてしまえば「旭川」で違いはわかりませんが、このきっぷを見ると読みが違ったということがわかります。
国鉄~JRのL型端末に準じた旅行会社端末券、記事のようなフォントのきっぷは手にできないままでした。平成9年にJTB宮崎で東北ワイド周遊券を購入したんですが、JRのL型とほぼ同じフォントでがっかりした記憶があります。旅行会社発券がほぼカット紙券となった現在、ドットプリンタ券自体がすごく懐かしいですね。
投稿情報: えびの2号 | 2008/11/06 18:31
今のカット紙のマルス券と違って、ドットプリンタのL型マルス券でも旅行会社によってフォントが異なっていて趣味的にも楽しめました。私は交通公社のものが好きでした。
投稿情報: 今出川 | 2008/11/06 23:09
いやー、懐かしいですねー。当時はカタカナ書きだったN型端末も
平成ひと桁にはまだ残存してましたが、個人的には駅名や列車名がカタカナなので、L型端末の方が好きでした。
投稿情報: みまさか | 2008/11/07 16:57
この記事で紹介した日本旅行のL型マルス券は後に漢字対応になっています。
記憶にある中で私が初めて手にしたきっぷは国鉄時代のN型マルス券でした。N型は最後まで漢字対応せずに消えましたが、あれはあれで味があって面白かったです。
投稿情報: 今出川 | 2008/11/08 22:26