さいたまフリーきっぷ
11月14日は埼玉県民の日です。と言っても埼玉県民以外知るわけもないですが…。毎年その日は「彩の国めぐりスタンプラリー」なるイベントがあり、それに伴い県内に路線を持つ西武・東武・埼玉高速・秩父・埼玉新都市交通の鉄道各社は県内の路線がフリーになるフリーきっぷを発売します。
詳しいことは埼玉県のHPに記載があります。有効日は曜日に関わらず毎年11月14日のみですが、代わりに各社とも驚くほど格安になっています。ただ、今年からJR東日本は発売しないようです。PDFファイルには「JRはSuicaをご利用ください。(JRのフリー乗車券の発売はありません)」とあります。
確かに埼玉県内のJR線は全駅でSuicaが使えるので、乗り回すだけならSuicaで事は足りますが、当然のことながら正規運賃を支払うことになります。県内の鉄道各社が県民の日に協賛してこういった格安のフリーきっぷを用意しているのに、なぜJRだけ背を向けるように取りやめてしまうのかどうも理解に苦しみます。「ウチは埼玉の鉄道会社じゃないもんね」という論法でしょうか。
私が埼玉に住んでいた頃に購入した「さいたまフリーきっぷ」です。後に「彩の国フリーきっぷ」と名称を変更しているようです。平成13年5月1日に浦和・与野・大宮の三市が合併して「さいたま市」が誕生した記念に、この年だけ県民の日以外のGW期間中にも発売されました。
【フリー区間】
- 東北(京浜東北)線…川口~栗橋
- 高崎線…大宮~神保原
- 埼京線…戸田公園~大宮
- 川越線…大宮~高麗川(全線)
- 武蔵野線…東所沢~三郷
- 八高線…金子~丹荘
改札外には出られませんが、神保原~倉賀野~丹荘という区間外乗車は認められていました。私はその区間を使って久々に八高線の非電化区間に乗りに行った記憶があります。ただ、こうして実際に使用できたのはこの年だけでした。
懐かしく思い、久しぶりにストックから「さいたまフリー乗車券」を出して眺めてます。
昭和61年と平成2年当時のきっぷは、左半分が表紙(211系や県内名所の写真)、右半分がきっぷになっています。
中心にミシン目が入っているので、使用後はきっぷ面を回収し、表紙をお持ち帰り用にと考えた様子ですが、実際は切り取られることはほとんどなかったでしょう。
ちなみに当時の両きっぷの裏面ご案内には区間外乗車の記述はありません。
投稿情報: ららら | 2009/11/11 11:08
私は逆にマルス券しか手持ちがありません。
この券にも区間外乗車の記載はありませんね。確か駅の掲示かご案内券で見た気がします。
投稿情報: 今出川 | 2009/11/13 08:39