あけぼの
▼種別:特急
▼運転区間:上野~青森(1日1往復)
昔は上野~青森間を結ぶ寝台列車はたくさんありましたが、次々と廃止されて現在はこの寝台特急「あけぼの」のみとなってしまいました。
登場は昭和45年10月で上野~青森間を福島経由の東北~奥羽線で結んでいました。平成2年に山形新幹線開業に向けて奥羽線・福島~山形間の改軌工事が始まると、2往復のうち1往復を東北~陸羽東~奥羽線経由に変更し、もう1往復を高崎~上越~奥羽線経由に変更した上で寝台特急「鳥海」としました。
平成9年3月に陸羽東線経由を止め、「鳥海」と統合する形で高崎~上越~奥羽線経由に変更しました。寝台特急としての「鳥海」はわずか7年でした。車両はJR東日本青森車両センター所属の24系で、A寝台1人用個室「シングルデラックス」・B寝台1人用個室「ソロ」・2段式B寝台が連結されています。
平成14年1月より2段式B寝台のうち1両が「ゴロンとシート」となりました。「ゴロンとシート」とは枕・シーツ・毛布・浴衣のサービスがない代わりに寝台料金不要・指定席の特急料金のみで利用できる寝台です。座席扱いですが横になれる分かなり楽です。夏・冬は空調が効き過ぎているので、何らか上にかけるものが必須ですが…。どうやら好評なようで同年10月より女性専用の「レディースゴロンとシート」も設定されています。
最近ちょっと遠ざかっていますが今まで3~4回乗っています。しかし、全部「ゴロンとシート」というヘタレぶりだったりします…。いつかは「シングルデラックス」に乗ってみたいと思っているんですが、客車の耐用年数を考えるとあまり悠長なことも言ってられないかなと感じています。きっぷはソロのものなので貰い物です。
写真はいずれも上野駅で撮影したものです。機関車はJR東日本青森車両センター(東派出)所属のEF81で、全区間通しで牽引します。
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