オホーツク
▼種別:特急
▼運転区間:札幌~網走(1日4往復)
「オホーツク」は昭和34年に旭川~網走間を結ぶ準急列車として登場しました。ほどなくして札幌発着に変更しました。昭和36年に急行となりました。その間、他の急行列車と三階建て運転を組んだり、単独運転に戻ったり紆余曲折ありましたが、区間は札幌~網走間のままでした。昭和43年10月に同じ区間のまま特急列車に昇格しました。当時、本州との玄関口は青函連絡船が発着する函館だったため特急列車はすべて函館発着でしたが、「オホーツク」は初めて札幌発着の特急列車となりました。
平成4年に同区間を結んでいた夜行急行「大雪」を統合し、「オホーツク9・10号」としました。同区間とは言え昼行と夜行が同一名称で混在するのは最近では珍しいと言えます。平成18年3月に夜行の「オホーツク9・10号」を廃止・冬季のみの季節運行に格下げし、1日4往復の体制になり現在に至ります。
車両はJR北海道札幌運転所所属のキハ183系です。北海道の気動車特急が次々と新型車両を投入しスピードアップする中、「オホーツク」は国鉄時代生き残りの初期型で札幌~網走間(374.5Km)を5時間20分程度かけて運転されています。新型車両を投入した特急「スーパーおおぞら」は札幌~釧路間(348.5Km)を3時間50分程度で結ぶので、速さの違いは歴然です。
今まで何回か乗っていますが、夜行の方が乗った回数が多いです。昼行は石北線内で完結する上り列車ばかりです。網走駅発車時にはそれほど乗っていませんが、北見・遠軽といった途中駅から多く乗ってきて、旭川駅到着時にはほぼ埋まっている印象です。最近では世界遺産に登録された知床方面へのアクセスにも使われているようです。
車両が旧型な上に、石北線は峠越えがあったり単線で線形があまりよくないので、乗り心地もよくなくスピードもあまり出ず、よりオンボロ感を引き立ててしまいます(爆)まぁそのオンボロ感が国鉄車両らしいなと思ったりもします。写真は石北線・網走駅で撮影したものです。そろそろ製造後25年以上経ち、置き換えが噂されています。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。