KIOSKとKaeruくん
年明けに入ってから首都圏のKIOSKに閉店が目立つようになりました。閉店=売上不振というイメージがあったんですが、それにしても多過ぎる感じがしていました。
そんな中4月13日付けの読売新聞の記事を見て謎が解けました。JR東日本の子会社であるKIOSKの運営会社が高コストの要因である販売員をリストラし、パート・アルバイトで補う施策を進めた結果、補充が追いつかなくなってやむなく閉店状態になっているとのことでした。当初はKIOSKが複数あるような大きな駅だったものが、最近では近郊の駅まで広がっているそうです。ちなみに再開の目途は立っていないそうです。要は要員計画を見誤った結果を客にしわ寄せしているというのが現状で、サービス業として何ともお粗末な話です。
話は変わって。今年3月に内房線の袖ヶ浦・巌根の両駅にKaeruくんが導入されました。特にプレスリリースもなくひっそりと導入された感です。千葉支社にはすでに導入実績がありますが、やけに内房線に多いのが不思議です。外房線にはまだ導入されていません。
そんな袖ヶ浦駅に行ってきました。導入されて間もなかったため駅入り口横の仮設の囲いの中にありました。みどりの窓口のあったところは閉鎖工事の最中でした。いずれそこにKaeruくんを移設するのだと思われます。
オぺ:「いらっしゃいませ」
私:「グリーン券鎌倉までください」
オ:「どちらからですか?」
私:「袖ヶ浦からですけど」
袖ヶ浦駅にはグリーン車連結列車が停車するので言うまでもないことだと思ったんですが…。しかも直後の東京方面はグリーン車連結列車でした。既存の対面式のみどりの窓口なら暗黙の了解で通じる話でも盛岡と通信回線を介してやり取りでは埒があきません。
買い終わってから駅の外に出てみました。入り口脇に”AUTO KIOSK”なる真新しい自動販売機群がありました。左から新聞、ビニール傘、菓子・つまみ類+ポケット時刻表(千葉支社版!)、飲料の順です。ビニール傘の自動販売機は初めて見ました。
外観を見てそこがKIOSKの有人店舗の跡地っぽいことに気づきました。自動販売機の青い覆いと不自然に埋められた駅舎の壁がその面影を残していました。KIOSKを閉店してその空きスペースに”AUTO KIOSK”とKaeruくんを置いたのだと…。最近人減らしに躍起になっているJR東日本の施策の象徴的な光景に思えました。くれぐれも利用客にしわ寄せし過ぎて、鉄道離れを起こさないよう気をつけてもらいたいものです。世の中私のようなお人好しの鉄ヲタばかりではないので(爆)
【現地データ】
◆場所…内房線・袖ヶ浦駅
◆時刻…午後5時半ごろ
◆オペレーター…オッサン
◆マルス端末…あり
コメント
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