EF58浪漫奥利根号
◆種別:快速
◆運転区間:上野~水上
「浪漫」はJR東日本長野総合車両センターに所属するお座敷列車です。先代の「白樺」置き換え用に14系客車を改造し、平成7年11月に登場しました。活躍の場は主に長野を中心とした東日本地区ですが、これまでのお座敷列車とは違って青函トンネルや関門トンネルを通過できる装備があるため、北海道や九州地方にも遠征できるのが特徴です。
お座敷客車に改造されたため全車グリーン車扱いになっています。テーブル1つに座椅子が4つあり、これで1ボックス扱いです。A・D席(この写真の右側)が窓側で、B・C席(同じく左側)が通路側になります。B・C席の背後には通路がありますが、団体専用列車の場合は通路を畳で塞いで広く使うこともできるようです。
この他にカラオケや宴会ができるコーナーが設置されており、「団体さん」が列車の長旅に退屈しないような趣向が凝らされています。
9月16・17日にEF58-61が「浪漫」を牽引して上野~水上間で運転されました。EF58-61は昭和28年に天皇陛下が乗られるお召し列車専用機として製造され、帯を磨き出しのステンレス帯とし車体側面全体を取り囲むデザインとするなど様々な特別装備を施し、EF58の中でも特に人気のある機関車です。所属はJR東日本田端運転所です。
間近で実物を見たのは実はこのときが初めてで、ピカピカに磨き上げられた美しい姿を見ることができました。何だか人気の理由がわかったような気がしました。
私が乗ったのは9月16日の熊谷→上野間です。本当はもう少し長い区間乗りたかったんですが、熊谷まで大口の団体が乗っていたらしくどうしても指定が取れませんでした。私と同様に熊谷から乗った人が何人もいました。「浪漫」は今年度内の廃車がうわさされているためかもしれません。
ただ、お座敷列車は2人以上で乗れば楽しいんでしょうが、1人で乗ると見知らぬ他人と卓を囲まなければならないため、少々微妙な気分になります。
車両の外観の写真はいずれも上野駅で撮影したものです。愛用のカメラが壊れてしまったために携帯で撮影しましたが、いくら200万画素でも「しょせん携帯」的な写りです。上野駅では聞くに堪えない撮り鉄の罵声が飛び交ってました。全員がそうだとは言いませんが、なんなんでしょうかね?あの人たちは…。
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