北アルプス風っこ
◆種別:快速
◆運転区間:松本~白馬
別に「風っこ」を追いかけているわけではないんですが、よく乗っています。最近思うに本来の所属の仙台支社管内を離れて東日本各地で引っ張りだこのような気がします。この「北アルプス風っこ号」は大糸線開業90周年を記念して6月3・4日に松本~白馬間で運転されました。
大糸線は大正4年に信濃鉄道(現在の「しなの鉄道」とは別)という私鉄として北松本~豊科間が開通しました。大正15年には早くも松本~信濃大町間が電化されています。その後昭和12年に国有化されて、戦後の昭和32年に松本~糸魚川間が全線開通しました。
南小谷駅を境に路線の性格が分かれます。南半分はJR東日本の管轄で電化されており、新宿や名古屋とを結ぶ特急列車も乗り入れます。北半分はJR西日本の管轄で電化されておらず、1両編成の旧型のディーゼルカーが細々と走っています。JR東日本のエリア(松本~南小谷間)でディーゼルカーが走るのは珍しいことです。
この列車の指定席は発売後即売り切れたと聞いていたので最初から諦めていました。しかし、当日白馬駅で聞いたところ山が見える窓側に残席があったため急遽乗ることにしました。この日は天気もよくアルプスの山々や湖がきれいに見え、短い時間でしたが楽しむことができました。せっかくディーゼルカーである「風っこ」を走らせるんだから松本~糸魚川間の大糸線全区間で運転してくれればもっと良かったんですが…。
写真は大糸線・信濃大町駅で撮影したものです。右に並ぶのはJR東日本の大糸線で主力のE127系です。
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