能登路
▼種別:急行
▼運転区間:金沢~珠洲
▼最終運転日:平成14年3月23日
急行「能登路」は昭和41年に金沢~輪島・珠洲間で運転を開始されました。途中の穴水で分割・併合し七尾線の輪島と能登線の珠洲へと編成が分かれました。 最盛期には1日9.5本往復も運転されていた時期があったそうです。
昭和63年に能登線がのと鉄道に移管された際に7往復に減便された上、七尾線内のみの運転となり能登線への乗り入れがなくなりました。(平成4年に能登線乗り入れは復活)
平成3年に七尾線和倉温泉までの電化・和倉温泉~輪島間をのと鉄道に移管されると、大阪や名古屋から和倉温泉まで特急列車が乗り入れるようになり、3往復にまで減便されました。車両は国鉄時代の昭和57年からずっとキハ28・58系で運行されていましたが、この時電車の415系(と言っても3ドアの普通列車と全く同じ車両)が投入されました。
平成10年にのと鉄道の穴水~輪島間が廃止されるとついに金沢~珠洲間の1往復になり、平成14年の廃止までその状態でした。晩年のダイヤ設定は金沢行が早朝発で、珠洲行が夕方発となっていて、観光客向けというよりは通勤・通学客向けの輸送形態となっていました。
真ん中のきっぷは私が廃止1週間前に乗ったものです。「能登路」には指定席がありませんでした。たしか最後の週末だったので金沢駅にはテレビの取材まで来ていた記憶があります。下のきっぷはのと鉄道発行の急行券です。区間は穴水→金沢ですが発行は珠洲駅になっています。一時的に能登線乗り入れが中止されていた頃のものです。
(A型硬券)
列車の写真は友人のHPから借りてきたもので、北陸線・東金沢駅を通過するところを撮影したものだそうです。
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